前編ではさちみのストレス症状「初期」「中期」について書きましたが、今回はいよいよ「末期」。かなりキてました!(今は元気です!!!!!)
末期(繁忙期で残業月100時間オーバー期)
頭の中で「死にたい」が止まらない。
急に重くてごめんね!でも末期なので……。
特に通勤中&職場の自席では「死にたい死にたい」が頭の中でエンドレスリフレイン。
私の場合、「本当に死にたい」というよりかは「頭のメモリが瀕死で語彙力消滅→すべてのネガティブな感情を一言で『死にたい』と表現してる」って感じでした。
でも、定番の「ここで車にひかれれば職場に行かなくて済むんだな……」はよく妄想してた。良くなる過程が想像できないときって、発想が極端になりがちだよね!死ななくてよかった!
なんでもないのに涙が勝手に出てくる。
ストレス反応でよく聞くやつ!
職場ではもちろん、プライベートでも謎のタイミングで泣いてました。当時の私の謎涙3選。
1.大きくて楽しげな音楽を聴くと泣いてしまう
涙腺がおかしくなっているので、もはや楽しい刺激でも勝手に涙が出てくる。
2.少しでも人の優しさを感じると泣いてしまう
当時カップ焼きそばの作り方を読んでいたら、あまりにも丁寧に分かりやすく書いてあるので感動して泣いてしまった。些細なことがいちいち刺激になっていた。
3.おとぼけなキャラクターを見ると泣いてしまう
おとぼけで能力が低そうなキャラクターが、環境や周囲の優しさのおかげで(妄想)、おとぼけなままで生きている……そこに奇跡や尊さのようなものに感じ、感動していたように思う。
おとぼけ(というかポンコツ)な自分が社会にキッチリ潰されそうになっていたので、うらやましかったのかも????
この頃は心が超敏感肌みたいな状態で、もはや薬でも毒でもすべてかぶれるって感じでした。
化粧はせず、メガネとマスクのみ
職場でも関係なく涙が勝手に出てきて困った。
化粧はどうせ涙で落ちるからしても意味なし。
当時は
「メガネ+マスク(当時はコロナ前)で顔を隠せば泣き放題!ヤッター」
「化粧しなければ時短になる!ナイスアイディア!」
と真剣に思っていた。
ちなみに、服にも無頓着。
「こんなに色々ギリギリなのに服を着てるんだから感謝してくれよな(?)」と思っていた。
食事に支障が出始める
私は食事量に変化が出るタイプではなかった。
でも、生き物の命を食べることに罪悪感を持つようになった。
生き物の一部を食べること(例えば豚肉とか魚の切り身とか)は許容できたんだけど、例えば秋刀魚の塩焼きのような、私がその命を食べる唯一の人物、みたいなのが耐えられなかった。
私ごときに食べられるため「だけ」に命を失ったなんて、この生き物に申し訳ない!!!!
と本気で思っていた。
夜中に目が覚めて朝まで泣く。
特に日曜日にコレ。
泣きながら「無能でごめんなさいダメでごめんなさい生まれてごめんなさい」って頭の中で色々な人に謝っていた。
自分は泣きすぎると両足のアキレス腱がじんわり痛くなるのだということをこの時知った。
もうあんな泣き方したくないなぁ。
長文が読めなくなる。
仕事でもプライベートでも目が滑って、長文が全然読めなくなった。職場では文書を十分に理解できないまま焦って手を動かしてミス→自己嫌悪でさらにストレスを溜める→ますます文章が読めなくなる、という悪循環に。
もはや「休日なんてなければいいのに」と思い始める。
休み明けに仕事に行くのが辛くて
「毎日仕事に行けば『休み明け』がなくなる!」と気づく。
社畜版コロンブスの卵である。
繁忙期のおかげで(?)皮肉にもこの願いは叶った。
通勤バスの中では「無」。
もはや携帯をいじる気力もない。
情報すべてがストレスなので、目をつぶって景色すらシャットダウン。無。
病院に行く気力がない。
どう考えても自分はおかしいし、メンタル系の病院に行った方がいいのかも?と頭によぎる。
しかし、①病院探し②予約③有給とる④通院、の4つのステップすべてが気が遠くなるくらい億劫。
「本当にメンタルがやられていて助けが必要な時は、助けを求める気力がない」という学びを得た。
「末期」その後
その後、さちみは家庭の事情でこの職場を離れました。
自分で積極的に決めて離れた訳じゃなかったんだけど、
「あのままあの職場に勤め続けていたら……」
と想像するとぞっとします。
今当時の状況を振り返っていて、
「あのままだったら死んでたかもな」
って結構リアルに想像できる。
死ななくてよかったぁああああああ!!!!!死ななくてよかったよ!!!!!!!!!!!
次回は、「さちみが当時の自分にアドバイスしたいこと」を書きます。
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