【前編】仕事のストレスで限界になった話【体験談】

いろいろ

こんにちはー!アラフォー主婦のさちみです!

今回は最もメンタルがやられた時、私の心身に起きたことを書きます。

ちなみにこの時のストレスの原因は、仕事(人間関係、適性のなさ、業務時間の多さ)でした。

こんな方におすすめ

・今、自分のメンタルがやられてきている気がする。

・人はメンタルがやられるとどうなるのか知りたい。

上記に当てはまる方にはぜひ読んでほしいです。

【 注意 】

・今回書くのは、あくまでさちみの例です。ほかにも色々な症状が出る方がいます。

・この記事では、ストレスがかかっていた時期を「初期」「中期」「末期」に分けて記載しますが、「今の自分にも当てはまるけど、初期・中期の部分だから大丈夫だろう。」とは判断しないでください。特に中期の状態は、精神的にかなりキテる状態ですし、ちょっとしたきっかけであっという間に末期状態になります。

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ちなみに今は、当時からは考えられないくらい元気いっぱいです!

心配事がまったくない訳じゃないけど、あの頃に比べたらほんとハッピー。

ごはんも美味しい!!!

以前は「もう今後の自分の人生で心穏やかに過ごせることなんてないだろう」心から絶望していたので、またこんな風に元気になれて感謝です。

さちみに起きたストレス反応【初期】

肌と部屋が荒れはじめる。 

 精神的にも時間的にも余裕がなく、料理も掃除もできない。食事がコンビニ頼りになるとともに肌に砂漠と油田が登場(中東かな?)。さちみは小1のときの通信簿に「非常に几帳面な性格です」と書かれたほどの人間ですが、この頃から綿ボコリと暮らしはじめました。なお、当時は夫と暮らしていていましたが、夫は「掃除なんて最低限でいいっしょ」タイプなため、常に家は雑然としていました。

友達からの連絡にすぐ返信できない。

 あとでやろ……で、1週間くらい平気で経過。そして誘いは結局断る。こんなんだと少ない友達がさらに少なくなります。

土曜の夜から気持ちが落ち込みはじめる。

 サザエさん症候群(=日曜の夜に気持ちが落ち込む現象)どころではない。ちなみにさちみの職場はカレンダー通りの休みでした。

さちみに起きたストレス反応【中期】

身だしなみが最低限になる。

 「社会人として人から指摘されないかどうか」が身だしなみの基準となる。最低限の寝ぐせ直し、最低限の化粧。おしゃれという概念はない。

睡眠が崩れ始める。

 深夜3時くらいに起きてそこから眠れなくなる、ということが日に日に増える。早朝覚醒ってやつですかね。

趣味が楽しめなくなる。

 さちみの趣味は読書。通勤バスで本を読んでいたのが、スマホを見るしかできなくなる。家では本の代わりにテレビのバラエティを観ていた。「アメトーーク」や「ゴッドタン」を夫と観ている時だけが一日のうちで唯一ホッとできる時間でした。今でも当時観ていた番組が流れていると、しんどかったあの頃を思い出して胸がぎゅっとなります。でも一瞬でもしんどさを忘れさせてくれたバラエティ番組には大感謝。

お金の使い方がおかしくなる。

 ストレスで浪費に走る人もいるんだろうけど、さちみは買えなくなるタイプでした。買えなくなった理由としては4つ。

  1. 判断力が低下しているので物を選ぶことがシンプルに苦痛だったから。
  2. なぜか「とにかく貯金しなきゃ!!!!」と思いつめていたから。「現実を知るのが怖い」という理由で通帳の残高を確認することはせず、目標金額もないまま、ただ闇雲に貯めていた。缶コーヒーを1本買うか悩んで、悩みまくって結局買わない、とかよくやっていた。
  3. 何を買うにも時給換算するから。当時の私にとって労働=苦痛だったので、買い物のたびに「この商品と〇時間の苦痛は見合うのか!???」と頭に浮かび、たいていの物欲が消え去っていきました。
  4. 全てが「私ごときにはもったいない」ように思えたから。自己肯定感ゼロ。「缶コーヒーなどポンコツ無能な私ごときにとってはもったいない高級品です……」という卑屈な奴隷マインドが頭を占め始める。

 当時はどんどん貧乏くさく卑屈になっていきましたが、おかげでお金が貯まったことと、飲酒(お酒は缶コーヒーよりずっと高級なのでもちろん手が伸びない)やギャンブル等にハマらずにすんだのは本当に良かった。

服が選べない。買えない。

 「お金が使えない」とも被るけど、自分ごときがどんな服を着たって変わらないし、新しい服を着て行ってお局に笑われでもしたら……と考えるとおしゃれができなくなる。目立たないように黒とか灰色の服ばっかり着てた。

常にイライラ、人はみな敵に見える。

 さちみの職場のお局は常にさちみを監視しており、さちみがちょっとでもミスを犯そうものなら仲間を集めてわざと聞こえるように悪口を言ってきました(その割にお局はミスしまくる)。さちみはそれが嫌で、次第に「自分は些細なミスでも許されない、完璧を目指さなければ」と思い込むように。いつしかその思い込みは、自分の周りの人にも向けられるようになりました。店員さんや夫にミスされたり期待を裏切られたりすると「え?舐めてる???世の中(なぜかお局が世の中の基準)そういうことは許されないんだよ????」と思い、猛烈にむかついた。

店員さんにクレームをいれたことはない(でも顔には出てたかも……)が、夫のことはめちゃくちゃ詰めまくっていた。(夫は「え、そんなことでそんな怒る?」と戸惑っていたみたい。ほんとごめんね。)その一方でお局のクソみたいなミスは作り笑いで受け流していた矛盾。結局、当たりやすい人に当たっていたんだと思う。私から離れていかないだろう人(=夫)だからこそ当たっていた。今となっては、「逆!!!夫や店員さんのミスは受け流して、お局を詰めろ!!!」と思う。

 また、人と接するときは常に「この人もお局みたいに意地悪なんじゃ?」とめちゃくちゃ警戒するようになった。隙を見せたらやられる、下に見られてはいけないと思い込んでいた。しんどかった。

同じ曲をくりかえし聴く。

 新しい曲を探して聴く気力がなかった。当時聴いてたのが、天才バンドの「天王寺ガール」。歌詞は「地味な女の子が、こっそり踊っているところを偶然見かけたよ。すごく楽しそうだったよ。」っていう内容。今思うと、当時の私はこの女の子の自由さに憧れてたんだろうな。私も誰からもジャッジされないところで、自分のためだけに踊りたかったんだと思う。久々に聴いたら自分でもびっくりするくらい泣いてしまった。

金曜の夜が一番精神的に楽。

 それ以外はずっと辛い。

一旦まとめ

 中期でも相当おかしくなっていたし、辛かった。唯一、お金が貯まったことだけは良かったな……。明日はさらに悲惨だった「末期」時代とその後について書きます!

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