こんにちはー!アラフォー主婦のほしのさちみです!
この間、夫と話していて思い出したことがあったので書きます。
(ちなみにさちみは友達がとても少ないので、話し相手はほぼ家族のみです。アハ!)
未だに解せない、青春時代の苦い思い出…。
※↑書いてみたかっただけ。スポーツ嫌いも一度は読むべき名作「エースをねらえ!」
さちみ、中学生。
私の中学校には、全員が部活に入らなくてはならないという決まりがありました。
さちみは運動音痴なので本当は文化部に入りたかったんだけど、友達がみんな「ソフトテニス部に入る!」というので何も考えずにまねっこ。
で、入部したのはいいものの、仲がいい友達と一緒ということ以外はほぼ嫌でした。
・一個上の先輩はみんな怖いし(ちょっと先に産まれただけでそんなイバる……?って思っていた。)
↑先輩がさちみのタオルを勝手に被っている(日よけ用)の図。応援の時は熱中症予防にタオルをかぶってもいいルール。先輩に「私も暑くて倒れそうなんでタオル返してください」なんて言えなかったよね!
・一個下の後輩もみんな怖いし(なんかギャルっぽい子が多かった。陰キャなさちみはあんまり関わらないように気を付けてた!おしゃれとして伊達メガネをかけてる子がいたんだけど、視力が悪くないのにかけるっていう発想が当時のさちみになさ過ぎて「意味わからん!怖い!」ってなってた。)
・屋外コートの練習だから日に焼けるし、夏は暑いし冬は寒いし(雨が降ると屋内で筋トレ練習になるから、いつも雨降ってくれ!!!って祈ってた)
↑部活直前に雨が止む最悪パターン。デカスポンジでコートの水を吸い取る。激重。
・真面目に練習してるのに全然うまくなんないし(サボると先輩&先生の目が厳しいから部活中はちゃんとやってた。サボりまくってた子もいたけど。)
とにかく常に「部活はやらなきゃいけないから仕方なくやってるけど、やんなくていいなら絶対やりたくない」っていうマインドでした。
さちみと同じように真面目に出てた万年補欠仲間とは「あー今日も部活やだねー」「雨降んないかなー」っていつも話していたように思う。そうやって、愚痴を言い合える友達がいてくれたからさちみも何とか続けられた。
待ちに待った部活最終日
最後の大会を終えて(さちみはもちろん1回戦敗退だったと思う。)迎えた部活最終日。
さちみはもちろん朝からウッキウキ。
「明日からもう晴れても雨でも部活休みだ♪」
「やっと解放される♪」
部活最終日も普通に練習していたんだけど、その間もさちみはルンルン。
嬉しい♪嬉しい♪
しかしこの後、事件が起きた……
えっ、どゆこと?????
それは練習が終わり、最後にいつも通り先生の話を聴いてた時のこと
(あー、いつだったか、この話を聴いてるときに先生の帽子にトンボが止まってウケてたら先生にすんごい怒られたなぁ……先生あの時はごめんなさいね……)なんて思い出してたら
……あれ?
……みんなの様子が……???
!!!!!!
な、なんで????どうした?????
いや、レギュラーの子たちは分かる。すごく頑張ってたし、練習も楽しそうにしてた。
でも!!!
さちみと同じ万年補欠仲間はなんで泣いてるの?????
「部活やだ!雨降んないかな!!」
「部活めんどーい!!」
っていつも日焼け止め塗りながら話してたよね……?
どゆこと?????
あの会話、嘘だったん……?
全部、嘘だったん……?????
部活の時間はお互いただやり過ごすだけの時間だったじゃん?
そこに嘘はなかったじゃん?なかったよね?
泣く要素、なくない????
そして気まずくなったさちみは
泣き真似した。
だって。テニス部の子30人くらいいて、さちみ以外全員泣いてるんだよ?
一応、サボりまくってたあの子も確認したけど、ちゃーんと涙出てた。
美しい涙、流してた。
ちょ……今までやってきたことと今日の感情の整合性とれてなすぎない????
さちみなんて部活も皆勤賞だったけど、なんも悲しくない。思い入れゼロ。
さちみの瞳だけがカラッカラ。なんならドライアイ。
早く帰ってマンガでも読みたい。はよ帰ろーぜ。
でも、どうやら今そんなことを考えているのは、さちみだけっぽい。
さちみ以外は何か、熱い思いが込み上げてるっぽい!!!さちみ以外全員!!!
……世間は数が多い方が声が大きくて、マイノリティに厳しいのが常。
14歳のさちみは、それを知らないほど子供じゃなかった。
泣いていないのが周りにバレたら、糾弾されるな、これは。
持ち前の危機管理能力を発揮したさちみは、ただただ、泣き真似をするしかなかった。
その後、部員たちは……
先生のお話が終わり、(さちみ以外は)涙を頬に残したまま最後のコート整備や用具の片づけへ……。
さちみは泣いてないのがバレないように、いつもより余計に動き回った。
動いていれば周りには顔が見えないはず!どうだ!!泣いてるのかどうか分かるまい……!!!!!
手を動かすうちに、「泣いてばかりもいられないよね!」という感情になったのか、徐々に明るいムードに戻る部員たち。
さちみも周囲を用心深く観察しながら、徐々に鼻をすする頻度を減らすなどして、慎重に通常モードへ。
さちみ「はー、良かった、切り抜けた(^^;」
と、安心したその時。
A子「ねぇ、さちみ、泣いてなかったっしょ」
バレてた。
万年補欠のさちみとなぜか仲が良かった、レギュラーのA子。
クソッなぜ分かった……。
先生の話を聞いていた時、A子の位置からさちみは見えなかったはずだが……!????
しかし。さちみは気づく。A子はレギュラーなのだ。
どんな剛速球だって見逃さない、優れた動体視力の持ち主。
万年補欠組の愚鈍なさちみのウソ泣きなど、いくら動き回ったって容易にとらえてしまうのだ……!!
さちみ (片付けの時、あれだけ動き回っていたのに!!!!クソッ!!!!)
さすがレギュラーは違うよなぁと思いながら、さちみは「えー、泣いてたよぉ……」と蚊の鳴くような声で答えることしかできなかったのだった……。
結局今でもわからない
わからない。特に万年補欠組、なんで泣いた??ほんとにさ。何が起きてたの?
20年以上たった今も全然謎が解明されないんだが。
ちなみに、夫にこの話をしたところ「集団ヒステリーみたいなもんじゃないの」とのことでした。
「集団ヒステリー」(シュウダンヒステリー)は、集団の成員の一人が発症したヒステリー反応が、他の成員に急速に伝染して、一定期間の間にその集団の多くがヒステリー現象に陥る現象を指します
chat GPTさんの回答です。
私と結婚しただけあって、夫も「こっち側」なんだな、と思った。
というか、集団ヒステリーだとしたらなぜさちみには伝染しなかったんだろ?
さちみは空気読めないから集団ヒステリーからも取り残されたってこと???
謎!!!
ちなみにA子とは今でも仲良しだよ。さちみの数少ない友達!!
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