仕事のストレスで限界なら、とりあえずメンクリ行こ?

いろいろ

前回、前々回のブログでは「仕事のストレスで限界になった話」を書きました。

今回は、私の仕事のストレスが最も強かった時期(=上記のブログで言えば、後編に書いた「末期」の頃。以降「末期」とします。)に「メンタルクリニックに行っておけばよかった……」と後悔した話を書きます。「末期」がどんな状態だったか簡単に書くと、夜中に目が覚めて朝まで泣き明かしたり、なんでもないことで涙が止まらなかったり、シラス丼が食べられなくなったりしました。

「末期」なあの頃、メンクリ行けばよかった。

 もし、今あの頃(末期)に戻れるなら伝えたいこと。

「早くメンタルクリニックに行って!!!」

 もし、「末期」の私と同じような状態の方がいたら、ここで読むのをやめて今すぐスマホの検索窓に「精神科 〇〇市」っていれて出てきたところに電話して、速攻予約してほしい。今は何をするにもしんどいと思うけど、予約だけはやってほしい。ちなみに精神科の中にもとんでもなくダメなところがあるみたいなので、「極端に」口コミの評価が低いところは避けてね。あと、予約しても初診は診察まで1か月待ちとかザラ。とりあえず速攻で初診の予約!!!そこだけやろ!!!!

で、ここからは「メンタルクリニックに行こうかどうか迷っている方」向けにQA方式で書いてみました。

🎶質問コーナー🎶

Q-1 「末期」に近い状態だけど、まだ受診しなくても何とかなる気がするんですが?

 何とかならない可能性がある以上、早めに受診してほしい。それと、さちみには「メンタルは悪化すれば悪化するほど回復に時間がかかる」という実感があるので、「まだ何とかなるかも」くらいで通院した方がいいと思う。

 ここからはさちみの話。さちみは「末期」状態で仕事を離れた後、再びメンタルが落ち着くまで2年ほどかかりました(未通院)。2年間、長文が読めなかったり(簡単なものは比較的早い段階で読めるようになりましたが、契約書など込み入ったものは読めずすべて夫任せに。)、勝手に涙が出たり、イライラしたりしていました。あと、新しいことを始める気力がなくてただただ日々を無為に過ごしていた。失った2年間は長かったし辛かった。家族にもかなりあたってしまい、今でも本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。

 大きなストレスに耐え続けると、自覚はなくてもメンタルは重傷を負い、回復に時間がかかります。さちみは家庭の事情でストレス源の職場を離れたんですが、何事もなければさらに勤め続け、ストレスを溜め続けていたと思います。その場合、メンタル回復にかかる期間は2年どころではなくなっていたかも。

 そして仕事を離れた後にまたいろいろあって(いつか書きます)、そこでさちみはようやく初めてメンタルクリニックへ行ったのですが、その時感じたのは「プロが自分の悩みを聴いてくれるのってこんなに安心できるんだ!!!!!」ということでした。もちろん、魔法みたいにすべてがすぐに解決するわけではありません。ですが、ごちゃごちゃな現状をプロと一緒に整理して、解決方法を模索できます。プロが自分の人生に伴走してくれる安心感、半端ないです。ストレスで限界だった「末期」のあの頃に病院に行けていたら、と何度も思いました。

 メンタルが悪化している時はまともな判断が難しいので、冷静に専門的な知識をもって(←ポイント)寄り添ってくれる存在が必要だと思います。それと弱っている時ってどうしても一見優しい極悪人に引っ掛かりがちなので、ターゲットにされる前にさっさと病院に行った方がいいんじゃないかな。頼る先を間違えないことが重要!!!!

Q-2 「自分は病気」と認めたくないから、メンクリへ行くことに葛藤があるのですが……

 気持ちは分かります。さちみも以前は自分とメンタルクリニックは無縁だと思っていましたし、心のどこかに精神疾患への偏見がありました。自分に病名がつくことが怖かった。メンタルクリニックに初めて予約の電話をしたとき、正直「自分はここまで堕ちたんだな……」と悲しくなりました。

 でも!!!今となっては「早く行けばよかった」しかないです。一人で孤独に悩んでいたずらに時間をつかうよりも、プロ(メンタルクリニック)に頼って正しい方法で少しでも早く元気になる方がいい。悩んでいる間にも時間はどんどん過ぎていきます。自分でなんとかしようと奮闘して、結果どうにもなっていないんだったら、もう潔くプロを頼りましょう。

Q-3 今とにかく忙しくて病院に行ってる暇がないんですが……

 今通院することと、通院しないことで被るダメージを天秤にかけて、冷静に判断してほしいです。あなたには、さちみみたいに2年間(もしかするとそれ以上)を棒に振ってほしくないです。忙しくても病院に行ってください。下手したら死にますよ。(「死んでもいい」なんて思わないでね。さちみもそう思っていた時期がありますが、今はまじであの時死ななくて良かったって心から思っています。きっとあなたにもそう思う時が来ますよ!!!)

Q-4 職場にメンタルクリニックへの通院がバレるのが怖い。今後の昇進に響くのではないかと心配。

 職場に「メンタルの弱い人」というレッテルが貼られることで昇進に響くか、といえば確かに響くかもしれない。さちみ自身もそれが怖くて「(明らかに病んでる気はするけど)自分はメンタルクリニックに行かなくても平気!大丈夫!」と自分に言い聞かせていました。でも、その後、仕事を離れてからも2年間苦しんだことを考えると、「会社にどう思われるか、なんて考えている場合じゃなかったな」という感想です。ここは冷静に天秤にかけたいところです。とにかく繰り返しになりますが、「末期」状態の人は疲れ切っていて頭が正常に動いておらず、次の一手をどうしたらいいのか分からないし自分では決められない状態だと思われます。自分ひとりでどうにかできてたら「末期」にならないのでは。なので「とりあえずメンクリ」で、プロに判断の一部をゆだねてみましょう。それだけで本当に楽になります。

 そして、ここからはさちみの無責任な意見なのですが……。その職場で「末期」状態になってしまったということは、はっきり言ってあなたにその職場は向いてないと思います。向いてないのに出世できますか?向いてないのに何十年も勤め続けられそうですか?向いてないその職場でもっと頑張って、頑張った先に明るい未来はありそうですか?人の価値観にもよるかもしれませんが、その職場がどんなに高給だろうと安定していようと社会的地位がよかろうと、そこまでメンタルがやられるような職場にしがみつかないで、あなたに向いてる職場を探してやり直した方がいいんじゃないでしょうか。もしくは今の職場を辞めないにしても、部署や業務内容を変えてもらうなど、とにかく今いるしんどい環境から抜け出した方がいいと思う。もし今いる環境でさらに頑張って、耐えて耐えて耐えて耐えた末に重い鬱になってしまっても、会社は責任を取ってくれません。なので、ひとまず精神科に行って、必要なら診断書を書いてもらって休職して、十分休んでまともな頭を取り戻してから身の振り方を考えた方がいいです。

まとめ

 あの「末期」の頃、ごちゃごちゃ考えないでメンタルクリニックに行っておけばよかった。そうすれば仕事を離れてからの2年間を無駄にしなくても済んだと思う。今「末期」な状態の方、いろいろ思うところはあるかもしれませんが、「とりあえずメンクリ」どうぞ。

 最後に。故アントニオ猪木氏は「元気があればなんでもできる!」という名言を遺したけれど、さちみは「元気がなければ何にもできない!」と言いたい。2年間、まじで何もできなかった。心身ともに、おかしいなと思ったらすぐに病院に行って、傷が浅いうちに対処するのが大事。そうして回復したら、またチャレンジできる。

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